NOFXは昨年9月に自身のInstagramで、2023年がNOFXにとって
最後の年になるとコメントしました。
そして今年2023年1月には、ファイナル・ツアーを開催することを正式に発表しました。
以前の記事でも解散について書きましたが解散理由について記事にしました。
このツアーは「40年、40都市、1日40曲」と銘打たれており、
非常に特別なゲストも参加する予定です。
セットリストは全行程を通じて繰り返されることはなく、
アルバムのフル・セットやレア曲も含まれるというから、
ファンにとっては見逃せないものになるでしょう。
では、なぜNOFXは解散するのでしょうか？
その理由について、ギタリストのエリック・メルヴィンは
アヴェンジド・セヴンフォールドのジョニー・クライストのポッドキャストに
出演して語っています。
彼によると、この決断はフロントマンであるファット・マイクが
ツアーで直面したストレスと不安が大きな理由だということです。
ファット・マイクは過去に薬物依存やうつ病などの問題を抱えており、
ライブ中にもそれらが影響している様子が見られました。
例えば、2018年にラスベガスで行われたフェス
「Punk Rock Bowling & Music」では、
昨年10月に起きたラスベガス銃乱射事件を
「ラスベガスではカントリーバンドにいると撃たれる」と
ジョークにしたことで大炎上しました。
この発言は多くの人々から非難され、バンドも謝罪する事態にまで発展しました。
メルヴィンは、「彼（ファット・マイク）は本当に素晴らしい人間だけど、
彼自身が自分をコントロールできない時があるんだ」と語っています。
また、「彼は自分の感情や考え方を変えようとしているけど、それは簡単なことじゃない」
とも付け加えています。
メルヴィン自身もバンドを辞めたいと思ったことがあるそうですが、
「俺たちは家族みたいなもんだから」と言っています。
NOFXが来日する可能性は？
NOFXのファイナル・ツアーの第1弾の日程はすでに発表されています。
それによると、4月22日から6月18日までの間に
| テキサス州オースティン |
| オハイオ州コロンバス |
| ワシントン州タコマ |
| カリフォルニア州サンディエゴ |
| カリフォルニア州サンフランシスコ |
| フロリダ州セント・ピーターズバーグ |
で計9公演が行われる予定です。
また、バンドのInstagramでは、
「来週にはもうひとつヨーロッパでの発表がある」とのコメントも掲載されています。
では、日本での公演はあるのでしょうか？
残念ながら、現時点では日本での公演は発表されていません。
しかし、NOFXは過去に何度も日本に来ており、
日本のパンク・ロック・シーンにも多大な影響を与えてきました。
特に、ファット・マイクが主宰するレーベル「ファット・レック・コーズ」に
所属していたHi-STANDARDとは親交が深く、
彼らをプロデュースしたり、共演したりしています。
また、NOFXの名曲「Linoleum」をカヴァーした日本のバンドも多く、
10-FEETやTOTALFATなどがその例です。
そこで、日本のパンク・ロック・ファンとしては、
NOFXが来日することを切に願っています。
もし来日するとしたら、ゲストにはハイスタンダードや
他のファット・レック・コーズのバンドが参加する可能性が高いでしょう。
また、PUNKSPRINGという大型フェスに出演することも期待されます。
しかし、コロナ禍の影響で海外からの入国制限や隔離措置などが厳しくなっているため、
実現するかどうかは未知数です。
NOFXの来日公演に関する最新情報は、彼らの公式サイトやSNSをチェックしてください。
NOFXのアルバムはどれがおすすめ？
NOFXはこれまでに14枚のスタジオ・アルバムと数多くのEPや
コンピレーション・アルバムをリリースしてきました。
その中からおすすめのアルバムを紹介します。
Punk In Drublic（1994年）
NOFXの代表作とも言える5枚目のアルバムです。
タイトルは映画「Drunk In Public」のもじりで、
「酒に酔って公共の場で暴れる」という意味です。
このアルバムはメロディック・ハードコアの傑作として高く評価されており、
全米ビルボード200チャートで12位にランクインしました。
収録曲は全17曲で、「Linoleum」「Leave It Alone」
「The Brews」「Don’t Call Me White」などが有名です。
特に「Linoleum」はNOFXの代名詞とも言える曲で、
多くのバンドがカヴァーしています。
このアルバムはパンク・ロックの歴史に残る名盤です。
Heavy Petting Zoo（1996年）
6枚目のアルバムです。
タイトルは「動物園」と「性的な愛撫」をかけた言葉遊びで、
「動物と性的な関係を持つ」という意味です。
ジャケットには牧場主が羊と性行為をする絵が描かれており、物議を醸しました。
このアルバムは前作よりもポップな方向性に変化しました。
収録曲は全13曲で、「Hobophobic」「Philthy Phil Philanthropist」
「August 8th」などが有名です。
特に「August 8th」は、1995年8月8日に起きた日本のオウム真理教による
地下鉄サリン事件を題材にした曲で、日本のファンには衝撃的な内容でした。
このアルバムはNOFXの実験的な一面を見せた作品です。
The War On Errorism（2003年）
10枚目のアルバムです。タイトルは「テロとの戦争」と「エラーとの戦争」を
かけた言葉遊びで、「テロとエラーが同じものだ」という皮肉です。
ジャケットにはジョージ・W・ブッシュ大統領がピエロの格好をしている絵が描かれており、
政治的なメッセージが強く感じられます。
このアルバムはNOFXが社会問題や政治問題に対して積極的に発言した作品で、
アメリカの政治体制やメディア、宗教、人種差別などを批判しています。
収録曲は全14曲で、「The Separation Of Church And Skate」
「Franco Un-American」「Idiots Are Taking Over」などが有名です。
特に「Franco Un-American」は、アメリカの愚かさや無知さを自虐的に歌った曲で、
ミュージック・ビデオも話題になりました。
このアルバムはNOFXの政治的な姿勢を示した作品です。
まとめ
以上、NOFXの解散ツアーと来日、そしてアルバムについてご紹介しました。
NOFXはパンク・ロック界に多大な影響を与えたバンドであり、
彼らの解散は非常に残念なことです。
しかし、彼らの音楽やメッセージは永遠に残りますし、ファンも応援し続けます。
NOFXが最後までパンク・ロックを貫くことを祈っています。
それでは、解散ツアーで日本に来日することを願いながら、
開催される時は、会場でお会いしましょう！
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
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