スカコアというジャンルを聞いたことがありますか?
スカとパンクロックを融合させた音楽で、1980年代後半から1990年代にかけて流行しました。
その中でも、ダンス・ホール・クラッシャーズは特に注目されたバンドです。
彼らは元オペレーション・アイヴィーのメンバーが結成したバンドで、
女性ボーカルのデュエットが特徴的です。
単にガールズパンクバンドではないダンス・ホール・クラッシャーズの名曲と魅力について紹介します。
ダンス・ホール・クラッシャーズの結成と解散
ダンス・ホール・クラッシャーズは、1989年にカリフォルニア州バークレーで結成されました。
当時、スカコアというジャンルが盛り上がっていましたが、
彼らはより伝統的なスカとロックステディに根ざした音楽を目指しました。
結成当初のメンバーは、
ティム・アームストロング(ボーカル、ギター)、
マット・フリーマン(ギター)、
エリック・ラーセン(ドラム)、
ジョーイ・シャーフ(キーボード)、
イングリッド・ヨーンソン(ボーカル)、
アンドリュー・チャンピオン(ボーカル)、
グラント・マッキンタイア(ギター)、
ジョエル・ウィング(ベース)でした。
しかし、ティムとマットは別のパンク系のプロジェクトに興味を持ち、
ダウンフォールというバンドを結成しました。
その後、ランシドという有名なパンクバンドになりました。
そのため、ダンス・ホール・クラッシャーズはメンバーの入れ替わりが激しくなりました。
1990年には、ムーン・スカ・レコードからデビューアルバムをリリースしましたが、
バンド内のトラブルで一度解散しました。
ダンス・ホール・クラッシャーズの再結成とブレイク
ダンス・ホール・クラッシャーズは、1992年にファンからの強い要望に応えて再結成しました。
この時のメンバーは、
エリース・ロジャース(ボーカル)、
カリーナ・デニケ(ボーカル)、
ジェイソン・ハモン(ギター)、
ジェイミー・マコーミック(ギター)、
ギャビン・ハモン(ドラム)でした。
彼らは女性ボーカルのデュエットが印象的なポップなスカコアを奏でました。
1993年にはコンピレーションアルバム『1989-1992』をリリースしました。
1995年にはMCA傘下の510レコードと契約し、
『ロックジョウ – LOCKJAW – 』をリリースしました。
このアルバムに収録された「Enough」は、映画『アンガス』の
サウンドトラックにも使われ、彼らの代表曲となりました。
この曲は、切ない恋心を歌ったキャッチーなナンバーで、
ロブ・カヴァロがプロデュースしました。
1996年には『THE OLD RECORD (1989-1992)』をリリースしました。
ダンス・ホール・クラッシャーズのその後と魅力
ダンス・ホール・クラッシャーズは、1997年に
『ハニー・アイム・ホームリー – HONEY, I’M HOMELY! – 』をリリースしました。
このアルバムは、彼らの最も成功した作品となりました。
彼らはポップパンクやパワーポップの要素を取り入れ、
より洗練されたサウンドを作り上げました。
このアルバムに収録された「Lost Again」や「Mr. Blue」は、彼らの人気曲となりました。
1999年にはインディペンデント・レーベルのピンク&ブラック・レコードに移籍し、
『パー – PURR – 』をリリースしました。
このアルバムは、彼らの最後のスタジオアルバムとなりました。
彼らは2000年代にも活動を続けましたが、2004年に最後のライブを行いました。
その後、メンバーはそれぞれ別の音楽活動に専念しています。
ダンス・ホール・クラッシャーズの魅力は、何といっても女性ボーカルのデュエットです。
エリースとカリーナは、甘くて力強い声で歌い上げます。
彼女たちの声は、スカコアのエネルギッシュなリズムと絶妙にマッチしています。
また、彼らの歌詞は、恋愛や日常生活にまつわるさまざまな感情を表現しています。
時にはユーモラスに、時には切なく、時には皮肉に、時には真剣に、
彼らは聴く者の心を揺さぶります。
まとめ
ダンス・ホール・クラッシャーズは、スカコアの先駆者として歴史に名を残したバンドです。
彼らの名曲を聴いてみれば、あなたもきっと彼らのファンになるでしょう。
彼らの音楽は、今でも色あせることなく魅力的です。
ダンス・ホール・クラッシャーズの音楽を聴いて、スカコアの世界に浸ってみませんか?
今回はDANCE HALL CRASHERS(ダンス・ホール・クラッシャーズ)について
紹介しましたがいかがでしたか?
少しでも気になって、ダンス・ホール・クラッシャーズの曲を聴いてくれたらうれしいですね。
次回以降もあなたにとって気になる音楽やバンド、アートやアーティスト、
ストリート系ファッションを紹介していけるように記事を書いていきます。
ありがとうございました。